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執筆者の写真有松天満社 花暦

有松天満社の無病息災・開運除厄めぐり

更新日:2021年8月20日

有松天満社では、文神・菅原道真公を御祭神にお祀りする他、境内には神明社・津島社・稲荷社・秋葉社・琴平社・御鍬社の計6社の末社をお祀りしております。


当社の下広場に鎮座する津島社は、疫病退散・開運除厄の神様として知られる建速須佐之男命をお祀りしております。

当社境内ではその他にも、撫でると病気平癒や諸願成就の御神徳を授かれる臥牛像や、災いを祓い道真公の危機を救った事で知られる鷽鳥像をお祀りしておりますので、併せてお詣り下さいませ。





有松には当社の他にも、無病息災にまつわるスポットがございます。

町並み散策の際は是非、中町地蔵堂の「汗かき地蔵さん」(地図)もお詣り下さいませ。


汗かき地蔵さんとは:

その昔、この地におられたお地蔵様が、毎日毎日汗をかいていらっしゃいました。

このお地蔵様のお世話をしていたお坊さんが「不吉な事が起こらなければ良いが」と心配なさっていた年の暮れ、この地に疫病が流行り、多くの方々がお亡くなりになりました。

お坊さんはお地蔵様が汗をかいた事でお知らせ下さったのを知り、町の方々が熱心にお地蔵様を供養すると疫病もなくなったそうです。





この他、有松の町並みの家屋の屋根には「鍾馗像」が鎮座している家屋があります。


鍾馗様とは:

学業成就や疱瘡除けの神様として信仰され、掛け軸や旗等に描かれて飾られる他、端午の節句でも人形や絵が奉納されます。

中国では玄宗皇帝を疫病から救った事で知られています。


日本においては


その昔、京都のある薬屋がお店を新築した際、立派な鬼瓦を取り付けました。

するとお向かいの家の奥様が突然病に伏せてしまい、原因を探ったところ、鬼瓦が弾いた厄災だった事が判ったそうです。

そこで屋根に鍾馗様をお祀りしたところ、病が完治した故事から「厄除けの神様」として各地の屋根に祀られるようになったそうです。


有松の町並みでも様々な鍾馗様に謁見する事が出来ますので、町並み散策の際に併せてご覧下さいませ。




≫有松さんぽコラム「江戸時代の面影を残す有松天満社

≫有松さんぽコラム「有松天満社の瓦のお話

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