令和7年1月14日(火)はお正月行事「左義長(どんど)」を斎行致します。
左義長はどんどを焚き、歳神様を天上にお送りする大切な神事です。 当日はどなた様もご参加頂けますので、是非お誘い合わせの上、この1年の無病息災や心願成就をご祈願下さいませ。
有松天満社「左義長」
日時:令和7年1月14日(火)9~12時
場所:天満社中広場にて
東町秋葉講「左義祭」
日時:令和7年1月14日(火)8~11時
場所:有松中学校東下 東町秋葉神社前
「左義長」とは?
旧正月の1月15日が昔の正月としていた名残から、元旦は「大正月」、1月15日は「小正月」と呼ばれ、「小正月」にどんどを行う事で「正月行事の締めくくり」とする考えに由来しております。
神様事は「お迎えする」「祀る」「お送りする」事によって成り立っており、お正月行事の場合、いわゆる元旦(大正月)に歳神様をお迎えし、松の内(松七日)と呼ばれる1月2日~1月7日の間は歳神様が家庭にご滞在になり、1月15日の小正月にどんどを行う事で歳神様を天上にお送りして正月行事を過ごします。
※お正月行事をはじめ、神様をお迎えして祀り、共に過ごして慶び合う事を「神人和楽(しんじんわらく)」と云います。
「小正月」の日付は、地域によっては14日の夜から15日の朝にかけてとする地域や、14日~16日を「小正月」とする地域等があり、「小正月」の過ごし方も地域ごとに異なります。
代表的な過ごし方としては、どんどによるお焚き上げを行ったり、小豆粥をいただいて無病息災を祈願したり、かまくらを作って過ごしたり、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「なまはげ」も本来は「小正月」に行われていたりと、時代や地域によって「小正月」の過ごし方は多種多様です。
また、「どんど」の語源は燃え盛る炎の神秘さから「尊や尊や(とうとや とうとや)」と囃したて、その囃子詞(はやしことば)が訛って「どんど」と呼ばれるようになった説や、どんどん燃える様子から「どんど」と呼ばれるようになった説等、様々です。
「どんど」の呼び方も、地域によって異なり、「どんどん焼き」「さいと焼き」「左義長(さぎちょう・さぎっちょ)」等と呼ばれています。
※左義長・・・正月15日に、宮中にある清涼殿の庭で、陰陽師が謳いながら旧年中の穢れを祓い、春の到来を喜び、五穀豊穣を祈願する行事に由来しております(諸説あり)。
有松に於いても、古くから旧正月行事が受け継がれており、毎年1月14日の午前中に天満社ならびに東町秋葉神社にて斎行されます。
元 旦祭の際に「古札所」にお納め頂いた旧年の御神札や御守り等をはじめ、お正月飾りを丁寧にお焚き上げさせて頂き、皆々様の1年の無病息災をご祈願致します。
どんどの御利益には、煙を浴びたり、灰を持ち帰るとその1年を無病息災で過ごせると云われている他、当社では文神・菅原道真公を御祭神としている事から、書き初めをどんどでお焚き上げして煙りが天高く上がれば「学業成就」や「文字が上手になる」とも云われております。
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