有松天満社の上広場東側に大きな鷽鳥の石燈籠がございます。
かつてはお腹のくぼみの部分に御神燈を灯していたそうです。
さて、鷽鳥も御祭神・菅原道真公と大変ご縁がある鳥でございます。
鷽鳥伝説
道真公は鷽鳥を大変可愛がっていらっしゃいました。
大宰府へ左遷された翌年の延喜2年(902年)1月7日、道真公が大切な神事を行っていた際に無数の蜂が襲来し、そこへ愛鳥である鷽鳥が飛来して蜂をすべて食べ尽くし、危機から脱したといいます。
この故事から、「鷽鳥は厄災をうそにし(祓い)、幸運を招く鳥」とされ、祀られるようになりました。
また、「鷽」と「学問の"学"」の旧字体の「學」の冠が同じである事から、「天神様のお仕え鳥」としても祀られております。
御参拝の記念に...
さて、当社には御参拝の記念として、「おみくじ付き鷽鳥」を授与しております。
おみくじを取り出していただきますと、鷽鳥は笛になります。
小柄な鷽鳥は「ヒー」とさえずり、大きな鷽鳥は「ホー」と少し低めにさえずります。
是非、当社へ参拝の記念にお授かり下さいませ。
≫春季大祭コラム第1話「天神様と春まつり」へ
≫春季大祭コラム第2話「天満社の筆塚について」へ
≫春季大祭コラム第3話「天神様とお牛様」へ
≫春季大祭コラム第5話「天神様と梅」へ
Comments